「あなたを導く神」

「神は、昼は雲をもって、彼らを導き、夜は、夜通し炎の光で彼らを導いた。 荒野では岩を割り、深い水からのように 豊かに飲ませられた。」

 

                                                     (詩篇七八・一四、一五)

 

今年の夏も大変な暑さが続いております。私が住んでいる沖縄でも年々暑くなっています。毎年、夏になると次の聖書のことばが心に響きます。「主は絶えず、あなたを導いて、焼けつく土地でも、あなたの思いを満たし、あなたの骨を強くする。

 

               (イザヤ五八・一一)

 

「焼けつく土地」、まさしく焼けつくような暑さです。このような中であっても、私たちが信じている神は私たちを守り、導いてくださるお方です。

 

聖書で示されている神はどういう神でしょうか?

 

それは、第一に人生を導く神です。エジプトを脱出したイスラエルの民を、道もない荒野を導いたのは、神の臨在の象徴である雲の柱、炎の光(火の柱)です。人生は荒野を行くようなものです。ある程度の予測はつきますが、いつ何があるかわかりません。人は迷いやすいものです。行くべき道をさし示すものがあれば心強いものです。「わたしが道である」と言われるイエス・キリストを見て歩む時、安息の地へと導いてくださるのです。

 

第二に、聖書の神はあなたを守るお方です。荒野を旅する民を、強い日差しから守ったのは雲の柱です。民を、夜の寒さ、また野獣から守ったのは炎の光です。彼らを守った神は今も、信仰する人を様々な方法で守ってくださるお方です。

 

第三に、聖書で示されている神はあなたを愛しておられる神です。あなたに何が必要かご存じでそれを備えてくださるお方です。

 

今、米国国家情報会議という情報機関が分析した未来予測「2030年世界はこう変わる」という本を読んでいます。連日のように日本においても、世界各地においてもいろいろな事件が発生していますが、愛の神に守られ、導かれている確信があるならば思いがけないことがあってもうろたえることがなく、日々の歩みを淡々としていくことができるのです。